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  • 2025年度抹茶の価格予想してみました 2025/6/14
抹茶の価格予想

2025年度抹茶の価格予想してみました

さてさて、抹茶の価格が今年はとんでもなく高くなりそうです。

抹茶イラスト5月の新茶摘み取りと市場のセリ

5月に1番茶である新茶の摘み取りがされると、京都では市場でのセリに茶葉が出されます。
生産者の名前、品種、数量で分けられて1番茶は約1ヶ月間取引がされます。
事前の予測では2〜3割の値上がりと予測していたのですが、セリが始まれば
昨年の2倍、3倍とどんどん価格が上がっていきました。

抹茶イラスト価格高騰の背景

世界的な抹茶ブームによる需要拡大により問屋の奪い合いだったということもあるのですが、
昨年の気温上昇や4月の冷え込みにより収穫量自体が減るいわゆる「不作」の年となってしまったのも原因です。

抹茶イラスト京都の茶業界の構造問題

あと、これは京都の茶業界の構造として脆かったところなのですが、通常は市場でのセリは問屋が入ります。
そして問屋が仕入れたものを加工して、私たちのような小売業者がお客様にお茶を売るのですが
京都では昔は問屋だったけど今は小売りしかしていないというお茶屋がセリに参加できます。

抹茶イラスト市場の構造変化が価格に影響

そうするとどうなるかというと、

市場→問屋→小売店→消費者
という構造が
市場→小売店→消費者
という構造に変わってしまいます。

普通であればこの小売業者はセリに参加できないはずなのですが
これが閉鎖的な京都の茶業界、、、、なぜかセリに参加できるのです。

抹茶イラスト価格高騰の最大の要因

その元問屋の小売業者は販売価格ベースでセリに参加するのでどんどん価格が上がります。
これが今回、最大3倍以上の値上がりとなった背景です。

抹茶イラスト価格高騰の影響とモヤモヤ感

この小売店が入らなければもっと安くお客様に販売できたはずなので
なんともモヤモヤとした新茶価格になってしまいました。

せめて昨年の2倍くらいでは落ち着けたんじゃないかなと個人的に思っています。
(どことは言いませんが宇治でゼリーとかやってるあのお茶屋さんなどです)

そして、小売店が高い価格をつけることで体力のない問屋は買えなかったというところも現時点であります。
これが続くと問屋の廃業も見えてきてしまいます。茶業界自体の独自の習慣がこの結果を産んでしまったようなものです。

抹茶イラスト今年の新茶価格改定予想

と、長くなってしまいましたがそれでは今年の新茶による価格改定はどうなるかというと
現時点で当店で取り扱っている抹茶は1.5倍くらいの値上がりは起こると思います。

茶農家さんと直接取引しているところもありますが、そちらも加工にかかる代金は上がっているので20%は上がるかなといったところです。

このようなことがどの茶業者も経験していなかったことで、新価格の睨み合いが続いています。
おそらく7月には新価格が出揃いそうです。

抹茶イラスト抹茶1杯あたりの価格感

とはいえ、抹茶一杯あたりの価格はまだまだお得だと思います。
1年間農家が大切に育てた茶葉が、丁寧に石臼で挽かれて大体40gで2,000円位が新価格後の平均価格だと予想しています。

薄茶なら1碗に2グラムなので実質の1杯あたりの価格は100円です。

日本人としてこの価格を高いとみるか安いと見るかは人それぞれですが、
少なくとも海外から見れば日本の高品質な抹茶はスーパーフードとして認知されているので
100円なら安いという判断だと思います。円安ですし。

抹茶イラストまとめとご案内

というわけで各社新価格がそろそろ出てくるかと思いますので
値上げ前にご入用の方はご注文ください。



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