宇治抹茶と京都伝統工芸の専門店|茶師の技とテロワールを届ける 丸竹夷
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  • 私たち丸竹夷の誓い --100年後も「本物」であり続けるために --
100年後も「本物」であり続けるために

100年後も「本物」であり続けるために。

流通量で日本を抜く中国産抹茶。それでも私たちが「宇治のテロワールと合組」に命を懸ける理由。

こんにちは、丸竹夷(まるたけえびす)の成沢です。
今日はお茶の未来について、少しシビアで、それでいて希望に満ちた話をさせてください。 現在、抹茶の世界市場は爆発的に広がっています。その一方で、ある衝撃的な予測があります。

「あと1〜2年で、抹茶の流通量は中国産が日本産を上回るだろう」

これを聞いて、皆さんはどう思われるでしょうか?「日本の伝統が危ない」と思われるかもしれません。しかし、私たち丸竹夷のスタンスは明確です。

これは吉田銘茶園16代目当主の吉田利一さんとのブログでも紹介しましたが、「量と価格の勝負は、どうぞお譲りします。私たちは、その場所(土俵)にはいません」。
私たちが掲げるのは、新興産業では逆立ちしても作れない、宇治の風土すなわち「テロワール(Terroir)」と「合組(Gogumi)」という2つのポリシーです。

 

1. テロワール(Terroir):その土地の「記憶」はコピーできない

ワインの世界で使われる「テロワール」という言葉。これは単なる「場所」ではなく、土壌、地質、そしてそこに流れる霧や日照時間までを含めた「土地の力、風土」を指します。

宇治の川沿いに立ち込める朝霧。何百年もかけて改良され、厳選された肥料によって栄養を蓄えた土壌。これらは、たとえ最新の設備や化学肥料を導入したところで、数年や数十年で再現できるものではありません。

そして、これは中国産の抹茶だけを私たちの店がお客様へとおすすめする品質ではないというだけの話ではありません。 昨今の抹茶ブームに乗り、急ごしらえで抹茶の原料(碾茶)栽培へと切り替えた鹿児島や静岡といった国内の他産地にも、全く同じことが言えるのです。

実際に色々と取り寄せて、飲んでみると これは覆いをしたのか?ただの煎茶を粉にしただけではないのか? と疑問に思う味に出会うことがあります。

広大な土地で機械を回し、効率的に「緑色の粉末」を大量生産することはできるでしょう。 しかし、宇治という特別な風土が長い年月をかけて茶葉に刻み込んだ「記憶」あの奥深く、喉の奥で広がる唯一無二の旨味まではコピーできません。効率と引き換えに失われた「何か」を、私たちは一口飲めばすぐに理解します。

大規模農園がどれほどスペックを競おうとも、宇治のテロワールが持つ圧倒的な特権を脅かすことはできないのです。

 

2. 合組(Gogumi):計算を超えた「調和」の芸術

「シングルオリジン(単一品種)」がもてはやされる現代において、なぜ私たちはあえて「合組(ブレンド)」にこだわるのか。それは、合組こそが抹茶のポテンシャルを最大限に引き出す「英知の結晶」だからです。


抹茶イラスト合組とは何か?

合組とは、産地や品種の異なる茶葉を組み合わせる技術のことです。お茶は農産物であり、同じ畑でもその年の気候によって味や香りは刻一刻と変化します。そのわずかな個体差を読み解き、常に一定、あるいはそれ以上の品質を保ち続けるために、合組という工程は不可欠なのです。


抹茶イラスト「茶師十段」小林裕氏が放つ、十段の技

丸竹夷が信頼を寄せる茶師の一人、祥玉園の小林裕氏は、日本に数人しかいない最高位「茶師十段」の称号を持つ、まさに選ばれし目利きです。彼の合組は、単なる「混ぜ合わせ」ではありません。

祥玉園 小林裕

・五感を研ぎ澄ます評価:

外観(色や形)、香気(香り)、水色と滋味(お茶の色と味)を、極限まで研ぎ澄まされた視覚・嗅覚・味覚で審査します。

・完成図から逆算する:

異なる個性を組み合わせたときに、どのような相乗効果が生まれるか。完成した一杯の味を脳内に描き、そこから逆算して茶葉を選定します。

・「作り手」と「飲み手」を繋ぐ:

茶農家が心血を注いで育てた茶葉の個性を殺すことなく、飲み手が最も感動する状態へと調和(アセンブル)させます。

1+1を3にも5にもする

単一の品種では、どうしても「欠点」や「物足りなさ」が出てしまうことがあります。しかし、優れた合組によって、ある茶葉の「コク」を別の茶葉の「華やかな香り」が引き立て、単独では到達できない次元の旨味を生み出すことが可能になります。

データやAIでは決して到達できない、茶師の「経験」と「感性」が生むこの魔法。丸竹夷が扱う抹茶には、この職人たちの誇りが一滴一滴に宿っています。

【祥玉園・おすすめ】

祥玉園 泉の白
【祥玉園 泉の白】
商品ページを見る
価格:40g 缶入り 2,592円(税込)
「泉」のように清らかで、枯れることのない味わいをイメージさせる銘です。 祥玉園のラインナップの中でも、どなたにも飲みやすく、毎日の生活に寄り添うスタンダードな抹茶として愛されています。
祥玉園 祝の白
【祥玉園 祝の白】
商品ページを見る
価格:40g 缶入り 3,240円(税込)
「祝(いわい)」という名の通り、ハレの日やお稽古始めにもぴったりな銘です。 クセが少なく、抹茶ラテや和菓子作りの材料としても相性が良いため、幅広くお使いいただけます。
祥玉園 千代昔
【祥玉園 千代昔】
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価格:40g 缶入り 5,508円(税込)
「千代(ちよ)」に続く繁栄を願うような、伝統と格式を感じさせる銘です。 おもてなしの席にふさわしい上品な旨味を持ちながら、お稽古の現場でも使い勝手の良い、実力派の抹茶です。

私たちの決意:丸竹夷は「背景」を売る

今後、市場には安価で機械乾燥された、香りが飛んでしまった「抹茶風」の粉末が溢れるでしょう。しかし、そこに「誰が、どの土地で、どんな想いで組み立てたのか」という物語はあるでしょうか。

私たちは、宇治の誇りを胸に、本物のテロワールと合組を語り続けます。

誰が、どの土地で、どんな想いで育てたのか。
どの茶師が、どんな理想を持ってその味を組み立てたのか。

この「背景」こそが、丸竹夷が皆さまにお届けする価値のすべてです。
量産品には決して真似できない、一期一会の深み。
私たちはこれからも、100年後の未来を見据え、本物の抹茶だけを扱い続けます。


[特設ナビ]宇治の「テロワールと合組」を体感する、店主厳選の5選

今回のブログで語った「思想」を、ぜひあなた自身の五感で確かめてください。数あるラインナップの中から、丸竹夷が誇る「本物の宇治」を象徴する3点を厳選しました。比較的買いやすいお値段のものから高価格のものまで。どうぞ抹茶選びの参考にしてみてください。

【店主厳選の5選】

大極(だいごく)
【テロワールの頂点】碧翆園:大極(だいごく)
商品ページを見る
価格:30g 缶入り 2,916円(税込)
おすすめ:「本物の宇治」のポテンシャルを、まずは知りたい方へ。
「土壌の力」が凝縮された、圧倒的な旨味の衝撃。ー宇治という特別な風土が、長い年月をかけて茶葉に蓄えさせた栄養。それを一切妥協なく形にしたのがこの「大極」です。一口含んだ瞬間に広がる、出汁のような濃厚な旨味と突き抜ける香りは、新興産地や大規模農園では決して到達できない「テロワールの証明」そのものです。
香雲の昔(こううんのむかし)
【合組の芸術】矢野製茶場:香雲の昔(こううんのむかし)
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価格:40g 缶入り 3,780円(税込)
おすすめ:複雑で奥行きのある、最高峰の「余韻」を楽しみたい方へ。
職人の五感が描き出した、完璧なる「調和」。ー異なる個性を組み合わせ、単体では成し得ない高みへと昇華させる「合組」の極致。まろやかなコクの中に、幾重にも重なる華やかな香りが立ち上がります。AIには計算不可能な、茶師の経験が生み出す「1+1が5にも10にもなる魔法」を、ぜひその一碗で体験してください。
琵琶の白(びわのしろ)
【日常に宿る本物】上林春松本店:琵琶の白(びわのしろ)
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価格:40g 缶入り 2,376円(税込)
おすすめ:毎日「本物の宇治」に触れ、感性を磨き続けたい方へ。
450年の歴史が支える、揺るぎないスタンダード。ー「本物」を日常に取り入れたい方に、私たちが自信を持って勧めるのがこちらです。御茶師の歴史を汲む合組技術により、苦味と旨味のバランスが非常に高く整っています。仕事の合間の集中力を研ぎ澄ます「Zen-like focus」のパートナーとして、世界中のエグゼクティブに愛されている一杯です。
巨椋の昔(おぐらのむかし)
【16代の歴史と土壌】吉田銘茶園:巨椋の昔(おぐらのむかし)
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価格:30g 缶入り 5,076円(税込)
おすすめ:歴史ある名門茶園の「土の力」を体感したい方へ。
数百年の「土地の記憶」を味わう。ー農林水産大臣賞を数多く受賞した吉田利一さんの茶園から摘まれた茶葉飲みが使用されています。16代続く茶園の歴史は、そのまま宇治のテロワールの歴史でもあります。独自の有機肥料によって育てられた茶葉は、新興産地では決して真似できない深いコクと、土地が持つ力をダイレクトに感じさせてくれます。これこそが、私たちが守り抜きたい「動かせない価値」です。
白翠(はくすい)
【至高の伝統工芸】辻喜:白翠(はくすい)
商品ページを見る
価格:20g 缶入り 8,100円(税込)
おすすめ:妥協なき最高峰を求め、宇治の誇りを味わい尽くしたい方へ。
「合組」の概念を覆す、究極のマスターブレンド。ー化学肥料に頼らず、茶葉そのものの純粋なポテンシャルを極限まで高めた逸品です。もはや飲料という枠を超え、飲む「伝統工芸品」と呼ぶにふさわしい、濃厚な旨味と余韻が持続します。中国産の台頭を前に、私たちが提示する「日本産抹茶の到達点」です。
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